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ドローン配送サービス(DEPOモデル) 実証実験を実施します — 福島県南相馬市にて、共同配送・ドローン置き配等の運用を検証 —

このたび、当社では、経済産業省 中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR事業)に採択された「高性能ドローンの開発・社会実装」プロジェクトの一環として、ドローン配送サービスの実証実験を実施いたします。

 

本実証は、過疎地域や災害時の物流確保など、社会的課題の解決に資する取り組みとして位置づけられており、以下の観点から新たな配送モデルの検証を行います。

 

・配送困難地域における新たな物流モデル(配送デポモデル)の実用性検証

・1名のオペレータによる複数機運航(m:N運航)の手順・安全性の検証

・ドローンステーションへの配送や置き配機能などの物流運用の省人化・自動化の可能性評価

 

イームズロボティクス・TIS株式会社が独自に開発したクラウド型地上管制システム(GCS)を用いた実証により、将来的な商用化や制度整備への知見提供を目指します。

また、配送デポの運営については、イームズロボティクスと佐川急便株式会社が連携して取り組む想定です。

 


概要

 

事業/実証名      経済産業省 中小企業イノベーション創出推進事業「行政ニーズ等に対応したドローンの開発・実証

(2)行政・民間の現場ニーズ(高精度測量・物流(物資輸送)に対応できる高性能ドローンの開発【中型~大型】

事業名:行政ニーズに応じた物流支援マルチコプターとVTOL型無人航空機製品化の開発」

令和5年度 SBIR事業ドローン配送サービス(DEPOモデル) STEP1実証

実施日                2025年9月1日(月)から9月5日(金)

実施場所    福島県南相馬市 福島ロボットテストフィールド(RTF)及びその周辺

実施主体            イームズロボティクス株式会社

協力                  佐川急便株式会社、TIS株式会社、南相馬市

 

—主な検証内容—

■配送パターンの検証

①ラストワンマイル(個人宅)配送

②共同受け取り施設への配送

③ドローンステーションを使用した配送

■一人のオペレータによる複数ドローンの運航手順検証

①クラウドGCSを使用した1対多運航の確認

②運航に必要な外部情報と連携した運航監視の確認(UTM、気象センサー)

 

 

使用機体      イームズロボティクス製E6150MP

 

 

 

配送ルート(想定)

 

 

近年、地方における物流の維持や高齢化による買い物弱者の増加が課題となっており、地域インフラの再構築が求められています。

イームズロボティクスでは、ドローンによる効率的かつ柔軟な配送ネットワークの構築を通じて、こうした課題の解決に貢献してまいります。

本実証の成果をもとに、今後の制度設計・事業展開にも積極的に寄与していきたいと考えています。

 

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